「イヤ!」「絶対にこれがいい!」
突然、子どもが泣き叫んだり、床に寝転がったり、物を投げたり……。
いわゆる「癇癪(かんしゃく)」が始まると、親としては本当に困ってしまいますよね。
スーパーや公園など人の多い場所なら、
「周りの人に迷惑をかけている……」
「早く泣き止ませなきゃ」
「なんでうちの子だけこんなに大変なんだろう」
と焦ってしまうこともあるでしょう。
家の中でも、
「もう何を言っても聞いてくれない」
「優しく声をかけてもダメ、叱ってもダメ」
「毎日のように癇癪が起きて、こちらのほうが疲れてしまう」
ということもあります。
でも、子どもの癇癪は、単なる「わがまま」や「親のしつけ不足」とは限りません。
子どもにとっては、自分の気持ちをうまく言葉にできない、
この記事では、子どもが癇癪を起こしたときの基本的な対応から、やってしまいがちなNG対応、癇癪を減らすために普段からできることまで、わかりやすく紹介します。
さらに、子どもの感情理解を助ける絵本や、親子で感情について学べる本など、子育てに取り入れやすいアイテムも紹介します。
「癇癪のたびに怒ってしまう……」と悩んでいるママ・パパは、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも「癇癪」ってどうして起こるの?
まず知っておきたいのが、子どもは大人と同じように感情をコント
大人なら、
「本当は嫌だけど、今は我慢しよう」
「今日は疲れているから、また今度にしよう」
「イライラするけど、相手に怒鳴っても仕方ないな」
と、自分の気持ちをある程度コントロールできます。
でも、小さな子どもはまだその力が発達途中です。
「やりたい!」
「欲しい!」
「嫌だ!」
「もっと遊びたい!」
という気持ちが強くなると、その感情を自分の中に抱えておくことが難しくなります。
その結果、
- 大声で泣く
- 床に寝転がる
- 足をバタバタさせる
- 物を投げる
- 叩く・蹴る
- 「イヤ!」を繰り返す
- 親の言葉を聞かなくなる
- なかなか気持ちを切り替えられない
などの行動として表れることがあります。
つまり、癇癪を起こしている子どもは、「親を困らせてやろう」
「自分でもどうしたらいいのかわからない!」
そんな状態になっている可能性があります。
保育所保育指針でも、思い通りにならないときなどの不安定な感情表出について、保育者が受容的に受け止め、そこから立ち直る経験や感情をコントロールすることへの気づきにつなげていくことが大切だとされています。(厚生労働省)
うちの上の娘も、もちろん今もありますが、2~3歳台は特に癇癪が激しい時期でした。
短くても30分、長いと1時間くらい癇癪がおさまならないこともありました。
そんな時に、いったい自分が子供にどうしてあげたら良いのか、何ができるのか、迷ったり考えた時期がありました。
今回はそんなお母さん・お父さんの力になれるような内容になるのではないかと思います。
癇癪が起きたときの基本的な対応5ステップ
では、実際に子どもが癇癪を起こしたら、どう対応すればいいのでしょうか。
「これさえやれば絶対に泣き止む」という方法はありません。
子どもの年齢や性格、癇癪の原因によっても対応は変わります。
ただ、基本となる考え方を知っておくと、親自身も少し落ち着いて対応しやすくなります。
まずは「安全」を確保する
癇癪が始まったら、最初に考えたいのは「どうやって泣き止ませるか」ではありません。
子どもや周囲の人がケガをしないようにすることです。
たとえば、
- 物を投げている
- 道路に飛び出しそう
- 階段の近くにいる
- 下の子を叩こうとしている
- 自分の頭を壁にぶつけている
などの場合は、まず安全な場所へ移動させます。
「泣き止みなさい!」
「そんなことしたらダメ!」
と説得するよりも、
「危ないから、こっちに行こうね」
と短く伝えて、安全を確保しましょう。
癇癪の真っ最中は、長い説明をしても子どもが受け止められないことがあります。
まず安全。話は落ち着いてから。
これだけでも覚えておくと安心です。
我が家の子は寝転がって物を蹴ったり叩いたり、狭い場所で暴れていることもあったので、その場合は「ここでは危ないから移動するね、体にさわるね」など端的に本人に伝えてから、抱きかかえたりして安全な場所へ移動させることもありました。
その間も怒って泣いて叩いて蹴って、と大暴れでしたが、少なくとも安全な場所へ移動すれば子供自身やまわりの安全は確保できるので、できるだけそうしていたように思います。
「気持ち」を言葉にしてあげる
子どもが泣き叫んでいるとき、
「泣かないの!」
「そんなことで怒らない!」
「もういい加減にして!」
と言いたくなることもありますよね。
でも、できそうなら、
「嫌だったんだね」
「もっと遊びたかったんだね」
「自分でやりたかったんだね」
「まだ帰りたくなかったんだね」
など、子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。
これは「子どもの要求を全部叶える」という意味ではありません。
たとえば、
「もっと遊びたかったんだね。でも、今日はもう帰る時間だよ」
でOKです。
気持ちは受け止める。でも、ルールや約束まで変える必要はない。
この2つは別々に考えて大丈夫です。
厚生労働省も、子どもと向き合うときには、子どもの気持ちに共感し、受容することや、感情を表す言葉を伝え返すことなどをポイントとして挙げています。(厚生労働省)
共感って、本当にどんな育児書を読んでも、どんな職種のケアワーカーに聞いても、必ず出てくるものですよね。
簡単なようで、難しい、奥が深い、でも本当に大切なものだと思っています。
癇癪の真っ最中に説得しすぎない
子どもが大泣きしていると、
「どうしてダメなのかわかる?」
「ママが何回言った?」
「そんなことしたら恥ずかしいよ」
「ちゃんと話を聞きなさい」
と、ついつい説明したくなります。
でも、興奮がピークになっているときは、そもそも言葉を受け止める余裕がないことがあります。
そんなときは、
「嫌だったね」
「悔しいね」
「ママここにいるよ」
くらいの短い言葉で十分です。
何度言っても聞かないからといって、
「わかってない!」
とさらに言葉を重ねる必要はありません。
落ち着いてから話す。
これが大切です。
落ち着いてきたら、どうしたかったのか聞いてみる
泣き声が少し小さくなってきた。
呼吸が落ち着いてきた。
こちらの声を聞けるようになってきた。
そうなったら、
「どうしたかったの?」
「何が嫌だった?」
と聞いてみます。
まだうまく話せない年齢なら、
「おもちゃ取られたのが嫌だった?」
「まだ遊びたかった?」
「自分でやりたかった?」
など、大人が選択肢を出してあげてもいいでしょう。
大切なのは、
「なぜそんなことをしたの?」と責めるのではなく、「
癇癪の原因がわかれば、次回の予防にもつながります。
我が家の娘も、少し時間がたってから聞くと、少し落ち着いて答えてくれることもあります。
でもそれは最近の話で、昔はなかなかそこまでたどりつくのに時間がかかりましたが…。
落ち着いたら、できたことを伝える
癇癪が終わったあと、
「やっと終わった……」
と親が疲れ切ってしまうこともあります。
それでも、もし余裕があれば、
「落ち着けたね」
「ちゃんと『嫌』って言えたね」
「ママに教えてくれてありがとう」
など、できたことを伝えてみましょう。
子どもは、最初から自分で感情をコントロールできるわけではありません。
何度も、
「怒る」
↓
「大人に受け止めてもらう」
↓
「少し落ち着く」
↓
「気持ちを言葉にする」
という経験を積み重ねながら、少しずつ自分の感情を扱う力を身につけていきます。
我が家もできるだけ忘れずに伝えるようにしています。
「共感したら、わがままを助長しない?」と心配なママへ
ここは、癇癪対応で悩む親御さんからよく出てくる疑問ではないでしょうか。
「嫌だったねって言ったら、何でも許すことにならない?」
「共感ばかりしていたら、わがままな子にならない?」
そんな心配もありますよね。
でも、
気持ちを受け止めることと、要求を受け入れることは別です。
たとえば、
「お菓子が欲しかったんだね。食べたいよね。でも、今日はもうおしまいだよ」
これも立派な共感です。
「もっと遊びたいよね。でも、もう帰る時間だよ」
これも共感です。
「弟におもちゃを取られて嫌だったんだね。でも、叩くのは危ないから止めるよ」
これも同じ。
感情は否定しない。でも、危険な行動は止める。
このバランスを意識してみましょう。
これは、慣れてくると自然にできるようになっていくのではないかと思います。
ただ否定するだけじゃないから親も気持ち的には楽な部分がありますし、子供の気持ちに寄り添えてとても良い方法だと思います。
なにより、自分がもし子供で、そうされたら嬉しいですよね。
そして、気持ちに寄り添ってもらった子供は、けしてわがままになることはないのではないかと思っています。
気持ちをためこむのではなく、表出して、発散することは、とても大切なことです。
気持ちをたくさん表現したからこそ、それがかなわなくても、気持ちが落ち着いていくのではないかと感じます。
気持ちに共感すると、癇癪がヒートアップしたように感じる場面もあって、そこは難しいですが…
やみくもに共感し続ければいいわけではないというもの感じるところもあります。
でも適度な共感は必ず必要になってくると思われます。
「叩く・蹴る・物を投げる」場合はどうする?
癇癪の中でも、親が特に困るのが暴力的な行動です。
子どもが怒って、
- 親を叩く
- きょうだいを叩く
- 蹴る
- 噛む
- 物を投げる
ということがあります。
この場合は、「怒っている気持ちはわかるよ」と伝えながらも、行
「怒ってるんだね。でも叩かないよ」
「嫌だったんだね。でも蹴るのは止めるよ」
「投げたいくらい怒ってるんだね。でもこれは投げないよ」
というように、
気持ちと行動を分けて伝えるのがおすすめです。
子どもを責め続けるのではなく、まず危険を止める。
そして落ち着いてから、
「嫌なときは『やめて』って言おうね」
「叩く代わりにママに教えてね」
など、代わりの方法を一緒に考えていきます。
癇癪中にやってしまいがちなNG対応
もちろん、毎回理想的な対応をする必要はありません。
親だって人間です。
毎日何度も泣かれたら、イライラするのは当然です。
ただ、できれば避けたい対応もあります。
「泣くな!」と感情を否定する
「泣かない!」
「そんなことで怒らない!」
「男の子なんだから泣かない!」
などと言われ続けると、子どもは「怒りや悲しみは出してはいけない」と感じることがあります。
泣くこと自体は悪いことではありません。
もちろん、周囲への危険がある行動は止める必要があります。
でも、
「泣くこと」と「人を傷つけること」は分けて考える。
これがポイントです。
これはけっこう言ってしまいがちなことですよね。
特に昭和の子育ってって、これを言われるのが当たり前だったようなところもあって、これを当たり前に言っている親御さんは、けっこう多いのではないかと感じています。
でも知ることで、変えていくことができれば、子供にも自分にもプラスになるのではないでしょうか。
自分の気持ちも相手の気持ちも大事にできる子供になってほしいし、そんなパパママにもなっていきたいと個人的には思っています。
大声で怒鳴って、子どもの声に対抗する
子どもが大声になると、親もつられて声が大きくなってしまいます。
「いい加減にしなさい!」
「うるさい!」
「もう知らない!」
と言ってしまうこともあるでしょう。
でも、子どもが興奮しているときに大人まで興奮すると、さらに状況が悪化することがあります。
できる範囲で、親の声を少し落としてみましょう。
「嫌だったね」
「ここにいるよ」
と、静かに話すだけでもいいのです。
まぁでも、それがなかなか難しいんですね…。
これはもう、できない時も多々あると思います。それはしかたない。
でもテクニックとして知っておけば、もしかしたらイライラした時でも10回中1回はこれができるかもしれません。
私もそんな感じで、できないことも多々ありますが、実践を心がけています。
「そんな子は嫌い」と言う
癇癪が激しいと、
「そんなことする子は嫌い!」
「もうママ知らない!」
と言いたくなることもあります。
でも、できるだけ、
「あなたが嫌い」ではなく「その行動はやめよう」
という伝え方を意識しましょう。
「叩くのはダメ」
「物を投げるのは危ない」
「ママはあなたを嫌いになったわけじゃないよ」
と、人そのものではなく行動について伝えることが大切です。
これも、私は自分がイライラしていたり疲れていると、子供に言ってしまいそうになることがあります。
だめだとわかっていても、口からこの台詞が出てきてしまいそうになることがあります。
でもできるだけ、できるだけ言わないように、やっていきたいと思っています。
癇癪を減らすために「普段から」できること
癇癪が起きた瞬間の対応だけでなく、普段からできることもあります。
生活リズムを整える
子どもは、
- お腹が空いている
- 眠い
- 疲れている
- 暑い
- 寒い
- 体調が悪い
- 保育園や幼稚園で頑張った
など、身体的な負担があると癇癪が起きやすくなることがあります。
特に夕方は、親も子どもも疲れている時間帯。
「なんでこんなことで怒るの?」
と思ったときには、
「今日は疲れていないかな?」
と考えてみるのもおすすめです。
我が家も、特に保育園から帰ってきた時、外で遊んで昼寝をして夕方起きた時、寝る前など、そういったタイミングが多かったように思います。
そういった原因を見つけられると、もしそうでなかったとしてもそういった推測を立てられると、子供にも優しくできるような気がしますよね。
自分も疲れてる時に機嫌が悪くなっちゃう時もあるよなぁ、なんて思ったりして。
予定を事前に伝える
突然、
「もう帰るよ!」
と言われると、「まだ遊びたい!」となる子どももいます。
そんなときは、
「あと10分遊んだら帰るよ」
「あと1回滑り台をしたら終わりね」
「時計の長い針がここに来たら帰ろう」
など、事前に知らせてあげましょう。
「終わり」が予測できるだけで、気持ちを切り替えやすくなる子もいます。
家での遊びなどの場合は、過去にもこのブログでも紹介したような、残りの時間が目で見てわかりやすいタイマーなんかも、とてもおすすめです。
「どっちがいい?」と選ばせる
子どもが自分で決めたい時期なら、
「赤い服と青い服、どっちがいい?」
「歯磨きからする?それともトイレからする?」
「自分で靴を履く?ママがお手伝いする?」
など、選択肢を2つくらい出すのもおすすめです。
何でも子どもの言いなりになる必要はありません。
親が決めた範囲の中で、子どもが選べるようにする。
これなら家庭でも取り入れやすいでしょう。
これは我が家でもかなり積極的にやるようにしています。
その方が、早く物事がすすみます!
子供も自己決定できた嬉しさを感じられるし、前向きな気持ちの切り替えができるし、良い方法ですよね。
子どもの感情を育てるのに役立つ「絵本」
癇癪への対応は、癇癪が起きている最中だけが勝負ではありません。
普段から、
「怒るってどんな気持ち?」
「悲しいときはどうする?」
「嫌なことがあったらどう伝える?」
という話をしておくことも役立ちます。
そこで取り入れやすいのが感情をテーマにした絵本です。
子どもに直接、
「怒ったらこうしなさい!」
と教えるよりも、絵本の登場人物を通して、
「この子、怒ってるね」
「どうして怒ったのかな?」
「どうしたらいいかな?」
と話すほうが、子どもも受け入れやすいことがあります。
特にまだ言葉で自分の気持ちを十分に説明できない子の場合、絵本は感情を知るきっかけになります。
子どもの「怒り」を親子で学ぶおすすめ本
子どもの怒りや感情コントロールについて、もう少し具体的に学びたい場合は、本を1冊手元に置いておくのもおすすめです。
たとえば、子どもの怒りへの対応をテーマにした本には、以下のようなものがあります。
子ども認知行動療法 怒り・イライラを自分でコントロールする!
「怒り」という感情そのものを理解し、自分でコントロールしていく方法を扱った本です。
子どもへの声かけだけでなく、「怒りが出てきたとき、自分自身でどう対処するか」を考えるきっかけにもなります。
ただし、対象年齢や子どもの理解力によって合う・合わないがあります。
「子どもに読ませれば癇癪がなくなる」というものではなく、親子で少しずつ感情について考えるための教材として取り入れるとよいでしょう。
親側の「怒り」を考えたいときにも
子どもの癇癪について調べていると、
「子どもへの対応方法を知りたい」
と思っていたはずなのに、途中から、
「そもそも私が怒りすぎているのかも……」
と感じることがあります。
そんなときには、親自身の怒りとの向き合い方を扱った本も参考になります。
怒ってばかりの毎日が変わる! 子どもへの「怒り」を上手にコントロールできる本
「子どもが癇癪を起こす」
↓
「親がイライラする」
↓
「怒鳴ってしまう」
↓
「怒鳴った自分を責める」
↓
「次は怒らないようにしようと思う」
↓
「また癇癪が起こる」
こんなループに疲れているなら、子どもへの対応だけではなく、
私もこれを常日頃考えており、課題となっています。
育児って本当に「育自」、「自分を育てる事」ですよね。
「外ではいい子なのに、家では癇癪」でも大丈夫?
「保育園ではそんなことしないと言われました」
「外では普通なのに、家に帰ると大爆発します」
というケースもあります。
親としては、
「外ではできるのに、なんで家ではできないの?」
と思ってしまうかもしれません。
でも、子どもにとって家が安心できる場所だからこそ、外で頑張っていた分を家で出している可能性もあります。
もちろん、すべての「家での癇癪」がそうだとは限りません。
ただ、
「家で癇癪を起こす=親の育て方が悪い」
と単純に考える必要はありません。
子どもの疲れや刺激の受けやすさ、環境との相性、発達段階など、さまざまな要素が関係していると思われます。
癇癪が激しい場合、発達相談を利用してもいい
「癇癪って何歳くらいまで?」
「うちの子だけ激しすぎる気がする」
「毎日のように長時間泣き続ける」
「叩く・噛む・蹴るが頻繁にある」
「言葉で気持ちを伝えることがかなり難しい」
「園でも家庭でも困りごとが続いている」
そんな場合は、一人で抱え込まなくても大丈夫です。
自治体の子育て相談や発達相談、保健センター、児童発達支援、かかりつけの小児科などに相談してみる方法があります。
相談することは、
「うちの子に問題があると認めること」ではありません。
子どもの特徴を知り、
「どうしたら親子ともに楽になるか」
を一緒に考えてもらうためのものです。
厚生労働省でも、子どもの発達の遅れや行動上の問題などについて、親子で対応策を一緒に考える支援について紹介しています。(厚生
我が家もながらくそういった様々な相談先にお世話になっていますが、それぞれの機関、専門職種の目線で様々なアドバイスをもらえて、本当に助かっています。
私は自分だけの考えで育児はすることができないと思っていて、とにかくプロの力を借りて、やっていくことが必要だと思っています。
探してみると、いろんな相談先があるのではないでしょうか?
癇癪対応で一番大切なのは「完璧に対応すること」ではない
ここまで読んで、
「なるほど、気持ちを受け止めればいいんだ」
「怒らずに対応しなきゃ」
と思ったかもしれません。
でも、最後にどうしても伝えたいことがあります。
毎回、穏やかに対応できなくても大丈夫です。
子どもが30分泣き叫んでいる。
下の子も泣いている。
夕飯も作らなきゃいけない。
お風呂にも入れなきゃいけない。
そんな状況で、
「気持ちを受け止めて……」
「共感して……」
「短い言葉で……」
なんて、毎回できるでしょうか。
無理な日があって当然です。
親だって疲れます。
「もういい加減にして!」
と怒鳴ってしまう日もあるでしょう。
そんなときは、あとから、
「さっきはママも怒りすぎちゃったね」
「嫌だったよね」
「次は一緒にどうしたらいいか考えよう」
と修復すればいい。
子育ては、一回一回の対応で100点を取るゲームではありません
何度も失敗しながら、
「今日はちょっと早めに声をかけてみよう」
「次は選択肢を出してみよう」
「今日は私も疲れているから、まず安全確保だけにしよう」
と試していけばいいのです。
そう思っていても、自分を責めて、悲しくなってしまう日は、絶対にあるかもしれないけど…
でも何度でもそうやってやり直していけばいい、と私は思っています。
みんなきっと、その繰り返しですよね。
まとめ|子どもの癇癪は「困った行動」ではなく「困っているサイン」かもしれない
子どもの癇癪は、親にとって本当に大変です。
何度も続くと、
「もう疲れた」
「どうしてこんなに大変なの?」
「私の育て方が悪いのかな」
と悩んでしまいます。
でも、癇癪の裏側には、
「嫌だった」
「悔しかった」
「もっとやりたかった」
「自分でやりたかった」
「疲れた」
「うまく言葉にできない」
など、子どもなりの理由が隠れていることがあります。
だからこそ、癇癪が起きたら、
①まず安全を確保する
②子どもの気持ちを短い言葉で代弁する
③癇癪中は説得しすぎない
④落ち着いてから気持ちを聞く
⑤できたことを認める
この流れを基本にしてみましょう。
そして、
「共感する=何でも許す」ではありません。
「嫌だったね」と気持ちを受け止めながら、
「でも叩かないよ」
「危ないから止めるよ」
と、必要なルールは伝えて大丈夫です。
また、癇癪が頻繁に起こる場合は、生活リズムや疲れ、空腹、予定変更など、癇癪が起きやすい条件を探してみるのもおすすめです。
感情について学べる絵本や育児書を活用するのも一つの方法。
ただ、どんな育児書を読んでも、どれだけ勉強しても、毎回完璧な
子どもが癇癪を起こしたときに、
「どうしてこんなことするの!」
ではなく、
「今、この子は何に困っているんだろう?」
と少しだけ視点を変えてみる。
それだけでも、親子のやり取りは少しずつ変わっていきます。
そして、もし今日うまく対応できなかったとしても、
「今日もダメだった」ではなく、「
くらいに考えてください。
癇癪がなくなることだけを目標にするのではなく、
「怒ったときにどうしたらいいかを、少しずつ一緒に覚えていく」。
それが、子どもの感情を育てていくための大切な一歩なのかもしれません。


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