「もう寝る時間なのに、全然寝てくれない……」
「布団に入ってから1時間以上かかる」
「寝かしつけの途中で何度も起きてしまう」
子育てをしていると、こんな「寝かしつけの悩み」に一度はぶつかるのではないでしょうか。
特に小さな子どもは、大人のように「そろそろ寝る時間だから寝よう」と自分で気持ちを切り替えるのが難しいものです。
眠そうなのに遊び続けたり、布団に入ると急に元気になったり、「お水!」と言って起きてきたり……。
毎日のことだからこそ、親にとってもかなりの負担になりますよね。
我が家の子供たちもいつもそんな感じなので、時にはイライラしてしまう時もあります。
特にこちらが疲れていて眠かったりすると、大人の方が先に寝かしつけられてしまったりして…。
あとは昼間にできない家のことや子供のことをしてり、そして何より自分の時間を確保する為にも、もちろん子供自身の成長の為にも、子供には早く寝てほしいとのですよね。
そこでこの記事では、子どもの寝かしつけを少しラクにするために、
- 寝る前に読む「絵本」
- 寝室に置きたい「おやすみライト」
- 寝冷え対策に便利な「スリーパー」
- 落ち着いた環境を作る「ホワイトノイズ」
- 眠りやすい「寝室の環境づくり」
について紹介します。
「子どもを一瞬で寝かせる魔法の方法」ではありませんが、毎日の寝る前の時間を少しでも穏やかにするためのヒントとして、できそうなものから取り入れてみてくださいね。
子どもの寝かしつけは「寝る直前」だけが勝負じゃない
寝かしつけというと、「布団に入ってからどうするか」を考えがちです。
でも実は、スムーズに眠るためには、布団に入る前から少しずつ「眠る準備」をしていくことが大切です。
例えば、
夕食
↓
お風呂
↓
歯磨き
↓
絵本
↓
寝室へ
↓
消灯
というように、毎日ある程度同じ流れを作ってみましょう。
毎日まったく同じにする必要はありません。
「お風呂のあとは歯磨き。そのあと絵本を読んだら寝る」というように、子どもが「この流れになったら寝る時間なんだ」と分かるようにしてあげるだけでもOKです。
我が家もだいたい寝る前のルーティンは決まっています。
それが済むと子供達も自然と寝る体制に入ってくれるので、なくてはならない習慣になっています。
それでも1才の下の子は昼間にたっぷり昼寝をしたりしているので、なかなかすっとは寝てくれませんが、4歳の上の子は昼寝をしていないのもあり、ルーティンをこなして消灯すると徐々に眠そうになっていき、最終的にはすやすやと眠ってくれます。
そしてそんな中でも特におすすめなのが、寝る前のルーティンに絵本を取り入れること。
「寝なさい!」と何度も言うよりも、「今日はどの絵本読む?」と声をかけるほうが、親子ともに気持ちを切り替えやすくなることがあります。
寝かしつけをラクにするアイテム
絵本
寝る前の定番アイテムといえば、やっぱり絵本。
絵本を読むこと自体が寝かしつけになるとは限りませんが、遊びモードから眠るモードへ切り替えるための習慣として取り入れるのはおすすめです。
寝る前に読む絵本は、子どもが好きなもので大丈夫です。
ただ、寝る前には、
- お話が穏やか
- 絵が刺激的すぎない
- 長すぎない
- 興奮するような内容ではない
といった絵本を選ぶと、寝る前の時間に取り入れやすいでしょう。
例えば、毎晩同じ絵本を読むのもおすすめです。
「また同じ絵本?」と思うかもしれませんが、子どもにとってはお気に入りのお話を繰り返し楽しむことも大切な時間。
「この絵本を読んだら寝る」という合図にもなります。
我が家はこちらの絵本をよく寝かしつけ前に読んでいました。
お月様の表情の変化やページをめくるごとの展開を、いつも楽しんで聞いてくれて、何度も読んでとせがまれた記憶があります。
寝る前の絵本は何冊読む?
ここも家庭によって違います。
1冊と決めてもいいですし、2冊までと決めてもOKです。
大切なのは、親が無理なく続けられるルールにすることでしょうか。
「あと1冊!」が毎晩5冊、10冊……となってしまうと、寝かしつける側が疲れてしまいます。
「今日は2冊ね」と最初に伝えておくと、終わりの見通しもつきやすくなります。
「絵本を読み終わったらおしまい。電気を消して寝ようね」と、毎日同じ流れにしてみましょう。
絵本を置く場所にもひと工夫
寝室に子どものお気に入り絵本を数冊置いておくと、「寝る前の絵本タイム」が習慣になりやすくなります。
たくさん置くと「これも!あれも!」となってしまう場合は、寝る前用の絵本を数冊だけ選んでおくのもおすすめです。
「おやすみライト」
「部屋を真っ暗にすると子どもが怖がる」
「夜中にトイレへ行くとき、真っ暗だと困る」
そんな家庭で便利なのが、おやすみライトです。
小さな子どもは、暗い部屋を怖がることがあります。
だからといって、明るい照明をつけたままだと、眠る環境としては落ち着きにくいことも。
そこで、寝室をほんのり照らすライトを使ってみる方法があります。
選ぶときは、
- 明るさを調節できる
- 光が強すぎない
- タイマー機能がある
- 熱くなりにくい
- 子どもが触っても安全に配慮されている
などのポイントをチェックしてみましょう。
特に便利なのがタイマー機能。
「このライトが消えたら寝る時間」というように、寝る前のルーティンの一部として使うこともできます。
また、夜中に子どもが起きたときにも、完全な真っ暗闇より少しだけ明かりがあるほうが安心できる場合があります。
ただし、ライトは明るすぎないものを選び、子どもの顔を直接照らさないように置くなど、寝室の環境に合わせて調整しましょう。
我が家も4歳の上の子が部屋が真っ暗だと怖がるので、授乳していた時のライトでほんのり寝室を照らしたり、寝る時は寝室は消灯していても、他の部屋や廊下の電気はつけておくと、部屋が真っ暗にならずに済むので安心してもらえています。
安心感があると子供はほっとして、すんなりと寝てくれるような気がします。
自分も子供の時、部屋が真っ暗だと天井の模様が顔に見えてきたり、暗い中でどこかに光が見えないか探したりして、すぐに寝付けなかったなぁなんて思い出したり…。
こんなかわいいライトもあるんですね!
子供がとっても喜びそうです。
「スリーパー」
子どもは寝ている間によく動きます。
布団をかけても、気がついたら足で蹴飛ばしていることも。
「また布団がかかってない……」
「風邪をひかないかな?」
と、夜中に何度も布団をかけ直しているパパ・ママもいるのではないでしょうか。
私もそんなタイプで、とにかく子供が寒くないか暑くないかが気になってしまい、寝る前も起きた時も何度も確認して心配してしまう方です。
そんなときに便利なのがスリーパーです。
スリーパーは、簡単にいうと「着るタイプの寝具」。
布団のように寝ている間に蹴飛ばしてしまいにくいので、寝冷え対策として使いやすいアイテムです。
特に小さな子どもは寝相が激しいので、「布団をかけ直す」という親の負担を減らせるだけでも助かります。
スリーパーを選ぶポイント
季節によって適した素材や厚さが変わります。
夏なら、
- ガーゼ素材
- 薄手のコットン
- 通気性のよい素材
など。
冬なら、
- フリース
- ボア
- 中綿入り
など、暖かさを重視したものがあります。
ただし、厚着をさせすぎたり、室温に対して暖かすぎるものを使ったりすると、暑くなりすぎる可能性があります。
「冬だからとにかく厚いもの」という選び方ではなく、寝室の温度や子どもの服装に合わせて選ぶことが大切です。
また、月齢や年齢に合ったサイズを選び、首回りや腕回りなどが大きすぎないものを選ぶようにしましょう。
我が家でも小さい頃からいろいろなスリーパーをいろいろな季節で購入して使ってきました。
夏はやはりガーゼやコットン素材、冬は中綿入りや毛布素材のものを使っていました。
こういったものを用いて適度な温度設定ができれば、子供も親も安心して安眠できますよね。
今はネットで見ると様々な素材の種類の、かわいいものからかっこいいものまで多様なデザインのものが売っているので、それぞれの子供や室温に合わせた商品を買うと良いですね。
「ホワイトノイズ」
「ちょっとした物音で子どもが起きてしまう」
「家族が生活している音が気になる」
「寝かしつけたあと、そーっと歩かないといけない……」
そんなときに試してみたいのが、ホワイトノイズなどの環境音です。
ホワイトノイズとは、さまざまな周波数の音を含む、一定の「ザーッ」というような音。
ほかにも、
- 雨の音
- 波の音
- 扇風機のような音
- 換気扇のような音
など、一定の環境音を流せるアイテムがあります。
周囲の突発的な生活音を目立ちにくくする目的で使われることもあります。
例えば、上の子が寝たあとに下の子のお世話をしなければならない家庭や、家族の生活時間が少しずれている家庭などでは、試してみる価値があるかもしれません。
ホワイトノイズを使うときの注意点
便利な一方で、音量には注意が必要です。
赤ちゃんや子どもの近くで大きな音を長時間流し続けるのは避け、できるだけ小さな音量で、子どもの耳元から離して使用するようにしましょう。
また、「絶対にホワイトノイズがないと眠れない」という状態にする必要もありません。
あくまで寝室の環境を整えるための補助アイテムとして使うのがおすすめです。
我が家も上の娘が0歳の頃に、よく使用していました。
その頃は娘が寝る部屋と、その後も家族が起きている部屋が隣り合わせで近かったので、そういったことへの対策としてと、あとはそういった音を聞いている方が寝入りやすいのではないかと考えて使用していました。
0歳台は寝かしつけが大変でしたが、ホワイトノイズを使用していた時はない時よりも寝入ってくれやすかったのではないかと思います。
ただ一定の時期を過ぎると嫌がったりあまり効果がなくなってきたように感じて、使用はやめてしまったのですが、一時期は効果的に感じていました。
合う合わないが子供のタイプや年齢・月齢によってあるかもしれませんが、子供の寝かしつけに悩んでいる場合は 試してみる価値はあるかもしれません。
寝室の環境づくり
実は、寝かしつけアイテムをたくさん買うより先に見直したいのが、寝室そのものの環境です。
子どもが眠りやすい環境を作るために、まずは次のようなところをチェックしてみましょう。
部屋を暗めにする
寝る時間になったら、照明を落として部屋を暗くします。
「真っ暗が怖い」という子どもなら、先ほど紹介したおやすみライトなどを利用してもいいでしょう。
カーテンから外の光が入ってくる場合は、遮光性のあるカーテンを使う方法もあります。
特に夏は日が長く、夕方になっても外が明るいことがあります。
「まだ明るいから寝る時間じゃない」と子どもが感じてしまう場合は、カーテンを閉めて部屋を暗くしてみるのもひとつの方法です。
我が家も子供が寝付きやすく早朝から起きにくいように、遮光のカーテンを使用していたこともありました。
ネットでも遮光性の高いものがたくさん売っているのでおすすめです。
娘は0歳から1歳の当時は中途覚醒や早朝覚醒が多かったのですが、そういったものを使うことにより使用前よりは長く寝てくれるようになったように思います。
暑すぎる・寒すぎるのを避ける
子どもは大人より体温調節がまだ未熟です。
「暑くないかな?」
「寒くないかな?」
と気になるところですが、厚着をさせすぎるのも避けたいところ。
季節や室温に合わせて、パジャマや さきほども紹介したスリーパーで寝具を調整するだけでなく、エアコンや扇風機なども上手に使い、暑すぎる・寒すぎる環境にならないようにしましょう。
我が家は夏はこういった冷却シートも使っています。
4歳の娘はとても暑がりなので、こういったシートを自分できちんとセッティングして、冷感タイプの掛布団をかけて、満足そうに寝ていきます。
寝る前は部屋を少し静かに
寝る直前までテレビやスマートフォンなどの刺激があると、子どもによっては気持ちを切り替えにくいことがあります。
可能なら寝る前は、
「テレビを消す」
「部屋の照明を落とす」
「静かな遊びに切り替える」
など、少しずつ刺激を減らしていきましょう。
いきなり「はい、寝るよ!」ではなく、眠るまでの準備時間を作るイメージです。
我が家も、できるだけ寝る前にテレビは見ない、子供を興奮させるような遊びはしない…と思いつつ、ぎりぎりまでテレビを見せてしまっていたり、パパが就寝前にちょうど仕事から帰宅すると、嬉しくてドタバタ走り回ったり、なんてことは日常茶飯事なんですが。
それでも、そういった点を頭に入れておいて、なるべくそのような環境作りを目指していきたいですよね。
「寝かしつけを楽にする=早く寝かせる」ではなく、ありのままを受け入れる事
ここは、子育て中にぜひ覚えておきたいところかもしれません。
寝かしつけを楽にするというと、
「5分で寝かせる」
「布団に入ったらすぐ眠る」
というイメージを持つかもしれません。
もちろん、子供が早く寝てくれたらそれはいいことなので、それにこしたことはありません。
でも、毎日そんなにうまくいくわけではありませんよね。
昼寝をした日。
たくさん遊んだ日。
お昼寝が長かった日。
逆に疲れすぎて機嫌が悪い日。
体調が少し悪い日。
子どもの眠りやすさは、その日によって変わります。
だから、
「今日は寝るまで40分かかった……」
「昨日より寝るのが遅かった……」
と、毎日を採点しなくても大丈夫です。
寝かしつけの目的は、親子ができるだけ穏やかに眠りにつける環境を作ることです。
「今日はいつもより時間がかかったけど、まあそんな日もある」
くらいで考えておくほうが、親の心も少し楽になります。
そしてそんな風に思えない日もあるかもしれない、イライラしてしまう日もあるかもしれないけど、それはそれでいい!
そんな風に思っていたいですね。
私自身も、子供がなかなか寝てくれないとイライラしてしまう日、優しく穏やかに見守って待てる日と、それぞれあります。
でもどんな自分も受け入れて、肯定的に捉えていきたいと思っています。
寝かしつけの「いつもの流れ」を作ってみよう
ここまで紹介したアイテムを使って、例えばこんなルーティンを作ることもできます。
寝る前のルーティンの例
① お風呂
↓
② パジャマに着替える
↓
③ 歯磨き
↓
④ 寝室へ移動
↓
⑤ おやすみライトをつける
↓
⑥ 絵本を1~2冊読む
↓
⑦ スリーパーを着る
↓
⑧ ホワイトノイズなどを必要に応じて流す
↓
⑨ ライトを暗くする
↓
⑩ おやすみ
もちろん、すべて取り入れる必要はありません。
「絵本だけ」
「スリーパーだけ」
「ライトだけ」
でも大丈夫です。
家庭によって子どもの性格も生活リズムも違うので、自分たちに合う方法を少しずつ探していくことが大切です。
寝かしつけグッズは「親の負担を減らす」という視点で選ぼう
寝かしつけアイテムを選ぶとき、
「これを使えば子どもが絶対に寝る!」
という視点で選ぶと、うまくいかなかったときにがっかりしてしまいます。
それよりも、
「これがあると私の負担が少し減るかも」
という視点で選ぶのがおすすめです。
例えば、
絵本
→「寝る前のルーティンが作りやすくなる」
おやすみライト
→「暗いのが苦手な子どもの安心材料になる」
スリーパー
→「夜中に布団をかけ直す回数を減らせる」
ホワイトノイズ
→「生活音が気になりにくくなる」
寝室の環境づくり
→「眠るための準備がしやすくなる」
というように、それぞれの目的があります。
「子どもを寝かせるための魔法のアイテム」ではなく、親子が眠るまでの時間を少し快適にするための道具と考えると、取り入れやすくなります。
まとめ|寝かしつけは「頑張りすぎない」ことも大切
子どもの寝かしつけは、毎日のことだからこそ本当に大変です。
眠ってくれないと、
「早く寝てほしい」
「明日も早いのに……」
「また今日も寝かしつけに時間がかかってる」
と、親もだんだん焦ってしまいますよね。
そんなときは、寝かしつけを「親の頑張り」だけで何とかしようとせず、便利なアイテムや環境づくりに頼ってみるのもひとつの方法です。
寝る前の絵本。
ほんのり照らしてくれるおやすみライト。
寝冷え対策に便利なスリーパー。
生活音を目立ちにくくしてくれるホワイトノイズ。
そして、暗さ・温度・音などを整えた寝室。
全部そろえる必要はありません。
「これならできそう」と思ったものをひとつ取り入れてみてください。
そして何より、毎日完璧に寝かしつけなくても大丈夫。
昨日はうまくいった方法が、今日は全然ダメ……なんてことも子育てでは珍しくありません。
子どもの成長や生活リズムに合わせながら、「我が家にとって楽な寝かしつけ」を少しずつ見つけていきましょう。
親も子どもも、できるだけ穏やかな気持ちで「おやすみ」が言える夜になりますように。


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